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ChatGPTイロハ

いままでのAIと何が違うの?
チャットGPTが出てくる前にもSiriとかOKグーグルとか、アレクサなんかで、言語モデルのAIを使ったことがある人が多いでしょう。
形式的な回答しかできなかった
これまでのAIもちゃんと「〇〇について教えて」とか「今日の天気は?」とか「音楽かけて」とか、要望に答えてくれていたと思うので、いまいち違いがピンと来ない方もいるかなと思います。
今までのAIは〇〇ときたら、これを返すような決まったことしかできなかったんですよね。
人間の意識構造により近いメカニズム
それに比べてChatGPTは、より人間に近いアルゴリズムでレスポンスを返す用に設計されています。
そもそも今までのものとは構造が違うのだと、理解しておきましょう。
ChatGPTは、超膨大のデータのなかから、投げかけられた全文の後に、それっぽいものを探して持ってくるというシステムで動いています。
より人間に近い形で返答してます。だから人間が返答しているのか、AIが返答しているのか区別がつかないのです。
中身はブラックボックス
ChatGPTは、人間の意識と似たニューラルネットという設計で作られてます。
人間の意識の正体が現に解明されていないのと同じで、
ChatGPTがどういうプロセスをたどっているのかなど、
本当の中身仕組みはよくわかっていないといわています。
チャットでAIと対話していく
前の文章に続くそれっぽいものを回答する
ChatGPTは、前文に対し「それに続くであろう言葉」を返すように作られているらしく、
前文から推察して、それっぽいことを並べて当てレスポンスする仕組みだそうです。
(深津さん情報)
それゆえに、たまに知ったかぶりをして、御託を並べてしまうことがあるんだとか。
入力が止まったら
チャットGPTは、入力途中に止まることがあります。
以前は、チャット欄に「続けて」と入力して、入力を再開してもらってました。

最近になって、新たに「Continue generating」というボタンが追加されました。
このボタンを押すことで、止まったとここからまた、再開できます。
ゴミを入れたら、ゴミが出てくる
ChatGPTは、使う人によって結構評価が異なります。
その理由はChatGPTの出力が、入力に大きく依存するため、質の低い入力が行われれば、それに見合った出力が返ってくるからです。
詳細で明確な情報を入力すればするほど、出力も質が高くなります。
間違えることがある
前述にもあるように、ChatGPTは平気でそれっぽい嘘を付いてきます。(特にGPT3.5)
ChatGPTの仕組みは、人間の脳と同じ仕組みが採用されているため、依然の機械的なレスポンスとは違って正確性が欠如するあります。
完全に返答を信じ込むのではなく、もしかしたら間違っているかも知れないと意識しておきましょう。
細かく詳細を決めれば決めるほどいい
また、ChatGPTは海のような膨大な情報の中から、レスポンスを拾ってくるので、
より質の高い回答を得たい時は、細かな指示出しで回答を探す区域を狭めてあげると目当ての回答が出やすくなります。

設定をガチガチにした方が、いい結果を出せるという。
美容室でプロのスタイリストさんにお願いするときと逆なんですよね。
内容ごとにチャットを分ける

話の流れを記憶している
ChatGPTはチャットが分けられるようになっています。
これの何がいいのかと言うと、前に話しの流れをChatGPTが記憶した上で、話を進められるので、共通認識の共有を維持した状態で話を進められる点が優れています。
文脈のあるやりとりができるということです。
話の内容ごとに分けてスレッド化する
使っていくと、左側にチャットの項目がたくさん溜まってきます。
前述のとおり、チャットごとに文脈を記憶してくれているので、チャットは、話の内容がごっちゃにならないように内容ごとに分けておきましょう。
おすすめチャットスレッド
3.5汎用/4汎用
それぞれの汎用のチャットを用意しておくと、チャット一覧がパンクしなくて済むようになります。
一回の質問で完結するような、チャットのやり取りが必要ないものは、汎用にまとめておくと使いやすいです。
投稿作成
SNS投稿作成は、アカウントの情報でプロンプトを作っておくと、投稿作成のときにとても楽になります。
コンテンツ要約
ChatGPTの拡張プラグインを使うことで、記事やYou Tube動画のURLから要約を生成してもらえるようになりました。
1時間以上ある動画や長文の記事などの要点だけを素早く得たいときに重宝します。
ChatGPTの有料無料について
僕は、有料のサブスクリプションに加入して、チャットGPTをつかっていますが、
サブスク加入を検討していた時期は、有料と無料どれくらい、何が違うのか僕もよくわからなかったんですよね。
なので、そのへんを解説しておこうと思います。
ChatGPTの課金
ChatGPTは、現在無料プランと「ChatGPT Plus」という月額20ドルのサブスクリプションがあります。
課金後の特徴
有料と無料のプランでは、使用できる機能や性能に差があります。
現在(2023年5月末)、有料プランに加入すると、
①GPT4が利用可能となり、②GPT3.5の速度向上や制限解除、③モデルWebBrowserの利用、④プラグイン機能の使用が可能となります。
無料だと遅かった、GPT3.5の利用が、爆速になりとても快適になります。
GPT4の速さは、体感だと無料時のGPT3.5より少しだけ速いかなと思うくらいのスピード。
あまり考えさせる必要のないものに関しては、
GPT3.5ですぐにレスポンスして結果を得るほうが効率的です。
GPT4は、たしかにGPT3.5より賢く、正確性が高いと使っていて感じますね。
APIはまた別
ChatGPTの課金には、主に「通常利用」(サブスクリプションプラン)と「API利用」の2種類が存在します。
APIで利用する際はサブスクとは別で料金がかかります。
APIの方は、3ヶ月間18ドルのフリートライアルが試せます。
- 通常利用(サブスクリプションプラン)
ユーザーが直接OpenAIのウェブサイトやアプリを通じて、GPTに質問したり、テキストを生成させたりするためのものです。
これは、個人的な利用や小規模なビジネス利用に適しています。
サブスクリプションプランを購入することで、GPT-4の使用、応答時間の短縮、モデルWebBrowserの利用など、高度な機能を利用することができます。 - API利用
これは開発者向けのプランで、自分のアプリケーションやサービスにGPTを組み込みたいという場合に使用するものです。
APIを使用すると、自分のプロダクトにGPTの機能を直接組み込むことができ、ユーザーが直接アプリケーション内でGPTと対話できるようになります。
主に開発者向けのためのもので、僕らが関係する所でいうと、スプレッドシートでchatGPTを利用する時に使ったりしますね。
呪文とよばれるプロンプト
プロンプトは、GPTに対する指示を与えるための「魔法の言葉」のようなものです。

プロンプトは、部下への指示出しに似ていると個人的に思ってます。
「これやっといて」というのか、
「この資料を、〇〇のデータをもとにまとめて、次のプレゼンのときにA部長のOKもらえるように、パワポ形式で作って、印刷もしておいて。」というのかで、
部下が出してくるものって結構変わってくるのと同じで、AIへの指示出しも丁寧に客観的にみて誰もが同じような解釈をできる形で伝えてあげることが求められてます。
GO!STOP!プロンプト作成法
次は、僕のプロンプト作成の方法を紹介しておきますね。
具体的なタスクを指示し、それが達成されるまで続けて出力させ、途中で誤った出力があれば修正指示を出して、最終的な結果に納得がいくまで試行錯誤を繰り返します。
- とりあえずやってって投げる
- なんか違うと思った瞬間にストップ
- 修正を投げる
- もう一度走らせて止めてまた走らせるを繰り返す
- 納得いくれべるになったら、プロンプトとして整える
最初から完璧な指示出しをするのは結構難易度高いので、抜けてると気づいた要素を順次足して作り上げていきましょう。
チャットGPTの出力を操れ
GPTはただ情報を提供するだけでなく、特定のフォーマットで出力したり、コードを出力したり、アイデアを出力したりと、多岐にわたるタスクをこなすことができます。
ファクトチェック
〇〇は、〜〜であってる?


結構きわどいラインを攻めたつもりですが、
しっかり間違えていることを教えてくれましたね。
表の出力
〇〇についてまとめて表で出して。


文章での説明で理解しにくいものは、表で出力してもらいましょう。
コード出力
HTML形式で出力して。


メンバーさんの中には、ブログとかで、マークアップ言語を噛じっている人もいると思います。ちょっとわかるを劇的に形にしてくれますよ。
〇〇のコードをjavaで書いて。


くだらないプログラムですが、ちゃんとかけてるのがすごい。
レベルの低いプログラマーは本当に要らなくなってしまいます。
アイデア出し
〇〇についてのアイデアを5つ出して。


アイデア出しは、まじで革命的です。
「考えを自分でひねり出す」→「GPTの出したものから選ぶ」
こんな感じでスタンダードが変わりそうですね。
アレンジ変更
AIはめっちゃ賢いので、口調などのカスタマイズが効きます。
相対性理論の説明を例に見ていきましょう。


現状、なかなか難しく堅い表現が多い印象ですよね。
トーンアレンジ
もっとフレンドリーに書き直して


先程よりも、柔らかく表現されています。
タメ口で関西弁の教師風に説明して


ギャル風とか、いろんなタイプの表現に習って出力させることができるので、これはホントすごいです!
難易度チェンジ
出力される内容のわかりやすさのレベルを変更することも、
ChatGPTはいとも簡単にやってのけます。
〇〇でもわかるように説明して


コンテンツのレベル間とか、誰に向けた説明なのかなどで書き方は変わりますから、AIコンテンツ制作は、こういった部分で1つ差別化が生まれそうですね。
まとめ
ここまで、チャットGPTの基本を解説してきました。
AIを活用することで、コンテンツ制作の効率化や質の向上が可能となります。
ただし、そのためにはAIへの正確で具体的な指示が必要です。
具体的な方法やテクニックを学び、日々の業務に活用していきましょう。
次は実践的活用
次は実用編です。
僕がコンテンツビジネスで
ChatGPTを実際に活用しているナレッジをベースに制作しました。

人間が大喜利のお題に回答するのと似た感じで、AIも回答しています。