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DO1. 持続ビジネス ∞
DevOps領域の1つ目として、まずは持続ビジネスについてです。
1. 「偽」永久機関の構築するイメージ
僕はビジネスを構築するときにイメージしているのは、「偽」の永久機関です。
永久機関とは、自然エネルギーのみを使って、絶えず動き続ける装置のことです。
一度はパチもんを目にしたことがあると思います。
以前した投稿したツイートなのですが、比較的反応がよかったです。
永久機関は摩擦や空気抵抗などによって、エネルギーを保管し続けることができないんですね。
要するにここでのポイントは、
・永久機関はエネルギーがループする仕組みであるということ
・必ずエネルギーが外に逃げていってしまうこと
・持続ビジネスは偽の永久機関のイメージで作ればいい
この3点です。
循環する仕組みを作っても「ずっとは回らない」だから「定期的なツンと一押ししてあげる」
この視点を自身のビジネスに取り入れることが重要だと言うことです。
ツンと一押し例
一番の理想なのは、ツンと一押ししたら勝手に売れていく。これが一番ですよね。
必要な「ツンととひと押し」は販路リストINが代表的です。
メルマガや公式ラインでオファーがかかるまでの流れるステップを組んでしまう。そしてそこに見込みのお客さんを「いっといで〜」とツンと一押し。
スクイーズページ(メルマガ、公式ラインへの登録を促すページ)に普段のSNSの投稿で誘導してあげるとか、企画を打ってリストに流してあげる。こういう「リアルタイムなツン。」が大事です。
2. 売上ではなく利益
2つ目の持続ポイントは売上ではなく利益を追うことです。
消費者がよく錯覚してしまう「売上スゲー問題」というものがあります。
年商1000万
上記を見て年商1000万、すごいな!と思うのが普通です。
ですが、これだとどうでしょう?
売上1000万、諸経費980万、利益20万。
2つとも売上1000万であるという点は変わりません。
売上だけを見ると、一見すごそうに見えても利益は少なくてやってられない。
こういうビジネスは結構ザラにあります。
個人市場だと、物販は売上はかなり盛れますが、利益は薄いです。
企業は、設備と人件費。個人物販だと仕入れ費用が掛かってしまいます。
ビジネスは「売れればいい」というわけではありません。
以下に利益率を上げるか。ここが重要です。
僕がコンテンツビジネスをしている理由もここにあります。
費用がほとんどかからないため、利益率が非常に高いのです。
利益が薄いビジネスは、原材料や人件費、為替リスクなどによって、たとえ売上が1億であったっとしても一気に赤字に転落するリスクがあります。
実際に、日本サッカーのJリーグの鹿島アントラーズは、年売上66億円で営業費用が65.4億円だったそうです。

利益にすると、6000万円。66億売上があったとしても利益を出すのは難しい。
規模の大きいビジネスほど営業コストがかさむので、コロナの影響などどれだけ売り上げてても赤字化してしまうと、その赤字もまた凄まじい額になってしまいます。
ビジネスは波打つものです。自身にとって厳しい状況が必ず来ます。
なので、多少の荒波でも乗り越えられるだけの利益を得ておくことがビジネスを持続させる上で非常に重要なことなのです。
経費を削減し、売上ではなく利益にこだわったビジネスをしましょう。
3. 小さな市場で圧勝を目指す
続いて、3つ目は、ニッチ市場での圧勝です。
これはソフトバンクの孫正義さんも使ったことで有名な「ランチェスター戦略」が主張することです。
「小さな市場でNo.1になりなさい。」こういう教えですね。
日本一の自動車メーカーはトヨタですが、2位はどこだか分かるでしょうか。きっとほとんどの人がぱっと出てきません。
つまり、そういうこと、「覚えられない」ですよね。
〇〇といえば、だれだれ。ってのが無いと、そもそも選択肢として選ばれないってことがよくあります。
顧客の悩みにフォーカス当てて、既存ジャンルの概念だけ見ずに、何かと何かをかけ合わせて新ポジションを創出したり、まったく新しいものを生み出して、そこでナンバーワンになる。
まずは、ニッチ市場で勝って、幅を広げていくようにすると、ビジネス再現性がグッと上がります。
4. “何要因で売れたのか”まで見る
多くの場合、基本1回目の購入はマーケの力、2回目以降はプロダクトの力で売れます。
「売れた売れた〜!」と調子に乗らず、何がトリガーとなって購買につながったのかまで、しっかり把握しておきましょう。

地元で有名な某スープカレー屋。よく行列ができていて、さぞ美味しいのだろうと思い、並んで食べてみました。
そしたら全然美味しくなかった。
後で知人に話を聞くと、「あそこは観光客用で、大したこと無い」という当然の周知だったようです。(泣 二度と行かん…。
5. 目立たずに勝つこと
これを知らずに、自らの手で大魚を逃してしまってる人が多いです。
僕がリアルタイムローンチをメインでやらないもこの理由が大きいです。
情報発信はじめ立てて、積極的に動いて行く人がよく陥ってしまうのですが、とにかく大きなマス(かなり広いターゲット層)に向けて話題性と割と画期的な企画を打出して初っ端ヒットしてしまう。
すると、自分よりももっと知名度がある競合達がこぞってパクられます。
そしてあなたが得られる可能性が高かった収益が、どんどん強い強豪に流れてしまうという悲し末路を迎えてしまうのです。
この敗因は、自分がしっかり利益をホールドできる構造になっていない段階で、強豪に真似されてしまったこと、そして自分の手の内が公然と丸わかりだった状況でマスに向けて打ってしまったことです。
リアルタイムローンチをするということは、これやればどれだけ市場が興味を持って反応するかという貴重な指標を公然とぶち撒けている状態なのです。
だから逆に目立たないように、できるだけ自身のコアターゲットにだけの反応をとっていく対策をしていけば、気づかれずに収益に繋げられます。
目立たないプロモーションで売上を立てると、競合が生まれず永続成長路線に入っていけるというわけです。

ただ、最初のうちは知名度が欲しいという点もありますよね。
なので、しっかり真似されない状態までUSP(独自の売り)を強めてやる。もしくは、自分のメインどころではない隣接分野のヒットしそうなものを題材にやる。
こうすると、損失少なく知名度も利益も得ていけます。
目立たないプロモーションが一番利益を生む
いちばん理想的な状態は、自身とコアターゲットだけが知りやり取りが進むという状況の構築です。
これは主に高度なセグメントができる広告運用でのフェーズじゃないとなかなか難しいですが、ペルソナにガッツリ発信を尖らせて、フォロワーの厳選を突き詰めてやっていけば、それに近い状況をSNSで構築するのも不可能ではないです。

以上、持続観点からのDevOpsアプローチでした。
ペルソナにぶっ刺す発信をしていきましょう!
僕も2位わかりません。
何回か効いた覚えはあるのですが覚えられないのですよね。